真夏になると、少しの時間、外を歩いただけでも大量に汗が流れますが、背中の場合は
顔と違ってすぐには拭けないので、ついそのままにしている人は少なくありません。
汗はそのうち乾きますが、毛穴をふさいで雑菌が繁殖しやすくなるため、
背中にきびとなってあらわれるようになります。
かゆくてたまらなくなることもあるので、早く治したいときは、
こまめに体を拭いたり、にきび専用化粧品を使うことをおすすめします。
この発汗は正常？発汗の仕組みと考えられる原因
このように汗をかいたら、にきび専用の化粧品などを
使用することで肌荒れも改善されますが、中には異常な発汗もあるので注意が必要です。
通常、発汗作用は体温が37度を超えると体温調節中枢から
汗を分泌するよう指令が届くことでおきたり、交感神経の興奮により
反射的に分泌されますが異常な発汗の場合、体温調節中枢の異常、
交感神経の異常な興奮、汗腺の異常などが原因でおこるため
疾患が隠れていることがあります。
見極める際のポイントは、どのような状況での発汗か、
発汗の持続時間や時期・時間帯・発汗の部位や臭いなどで
他にも随伴症状がでます。
たとえば発汗時に口が渇くといったときは熱中症、関節痛があり
倦怠感や咳・くしゃみがある場合は感染症、大量の寝汗や
強いアンモニア臭がある場合は、白血病などの血液疾患や
結核の可能性があります。
不安感・ストレス・緊張など心的な要因が原因の場合は
大量の汗を滝のようにかきますし、カーッと暑くなり
のぼせた後に大量に発汗する場合は更年期障害、内科的・精神的に
診断がつかず、全身から多量の発汗が見られる場合は多汗症が疑われます。
ですが、明確に異常な発汗であり疾患が要因だとするには
医師の診断が必要になりますので、少しでも変だなと感じたら
なるべく早めに医師の診察を受けることが大切です。
にきび専用化粧品を活用していく
にきび専用化粧品には、肌の乾燥を防げる保湿成分がたっぷり含まれているので、
それを塗れば、背中にきびをケアすることが出来ます。
にきびは脂性肌の人に出来ると思っている人は多いですが、お肌が極端に乾燥すると、
それを油分で補おうとして、皮脂が過剰に分泌されるので、それが背中にきびが出来る
原因となるのです。
ゆえに普段からたっぷりの保湿成分で肌をうるおいで満たすことが出来れば、
にきびの出来にくい肌になれます。
にきび専用化粧品には、抗炎症作用や殺菌作用もあるので、毎日使って、
すべすべの背中を目指してください。