大人の女性の中には、生理周期に沿ってニキビに悩まされている、という方も少なくないようです。
特に生理前になると、口周りや顎周辺に集中してニキビができる、という声も多く、
治ったと思ったらまた次の生理がやってくるので、ずっとこの位置に繰り返し
ニキビが居座っている、という方も珍しくはないようです。
これを繰り返していくと、やがては色素沈着などのニキビ跡が残ってしまい、メイクでもカバーできなくなってしまうと
口元という目立つ位置故、深刻なコンプレックスにもつながりかねません。
こういった生理前にできるニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因なので、ニキビ治療では避妊薬である
低用量ピルを処方する場合もあります。
ピルには女性ホルモンが含まれており、毎日服用することでホルモンバランスを整えることができるので、
ニキビ治療だけではなく、新しいニキビが出来にくくなる予防ケアにも最適です。
でも、薬を使ったニキビ治療は少しためらわれる、という方は、女性ホルモンと似た働きをする
大豆製品などの摂取を積極的に行ったり、サプリメントで補うというのもお勧めです。
また、ニキビができる原因として生理が関係しているということを知らずに
無理に潰そうとしてしまう方もいるようですが、これは良くありません。
潰したニキビはその場ではなくなったとしても、根本的に解決されたわけではありません。
肌の奥深くには残っているので、しばらくしてから再発してしまいます。
そこからまた潰したりなどと繰り返していると、ニキビ跡になってしまうのです。
気になり始めたらなるべく触らずに、早めに皮膚科に相談しに行きましょう。